文部科学省が公表した2023年度の「児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査」結果によると、小、中、高校、特別支援学校でのいじめの認知件数は73万2568件(前年度比5万620件増)、重大事態の発生件数は1306件(同387件増)に ...
教員採用試験の実施時期を早期化しようとする国の方針について、教員採用試験を行う自治体の中には、教員の人材確保につながるのか懐疑的な見方や、さらなる早期化は困難とする声があることが、教育新聞のアンケートで分かった。このアンケート結果を、大学で教員養成に ...
高校教育の在り方を話し合ってきた中教審初等中等教育分科会のワーキンググループ(WG)は12月12日、第15回会合を開き、これまでの議論を踏まえた審議まとめの素案について検討した。素案では中間まとめに遠隔授業の促進や教育費の負担軽減に向けた取り組みなど ...
特別支援学校の肢体不自由教育部門で学ぶ高等部の生徒によるプレゼンテーションの全国大会「ミラコン~未来を見通すコンテスト~第7回プレゼンカップ全国大会」のファイナルステージが12月11日、心身障害児総合医療療育センター療育研修所(東京都板橋区)で開かれ ...
不登校の児童生徒や保護者への支援の在り方を巡って幅広い関係者が意見を交わすシンポジウムが12月12日、オンラインで開かれた。不登校の子どもたちを支援するNPO法人をはじめ国・自治体の関係者や保護者、大学教授などが一堂に会し、不登校に関する全国調査の分 ...
思春期を迎えると小学生時代とは異なり、自分の力で解決しなければならない課題が増えていきます。友人関係や学業、部活動に加え、進路や将来への漠然とした不安も大きな負担となりがちです。このような時期を支える鍵の一つが、「何かに夢中になること」です。 ハーバ ...
この春、人口約1万4000人の大分県玖珠町に小中一貫の町立学びの多様化学校が開校しました。「対話」「野遊び」「探究」という3つのユニークな教科を新設し、学校になじめなかった子どもたちの登校率(全児童生徒に占める登校した児童生徒の割合)が8割に達していることから、全国的に注目されています。その学校づくりとは――。
公立学校の教師の処遇改善を巡り、自民党の「令和の教育人材確保に関する特命委員会」は12月10日、教師を取り巻く環境整備のための教育予算確保に関する緊急決議を、石破茂首相に手渡した。時間外在校等時間の縮減を条件に教職調整額の段階的な引き上げを行うとした ...
全国各地で展開されているこども食堂が1万カ所を超えたことが12月11日、認定NPO法人全国こども食堂支援センターむすびえの調査で明らかとなった。こども家庭庁や自治体が地域の居場所としてこども食堂の開設を後押しする取り組みが行われていることや、地域のこ ...
瀬戸内海の小さな島に2019年、新設された広島県立広島叡智学園。全寮制で公立中高一貫の国際バカロレア認定校(IB校)という世界でもまれなこの取り組みを、開設2年目から5年間にわたり導いてきた福嶋一彦校長に、前例のない挑戦を続ける秘訣(ひけつ)や展望を聞いた。
「教員が自分の体裁のために動くようなら、活力ある新しい学校としての意味はない」と力強く語るのは、広島県立広島叡智学園中学校・高校の福嶋一彦校長。瀬戸内海の小さな島に新設された全寮制の国際バカロレア認定校(IB校)で、開設2年目から学びの変革をけん引し ...
青森県議会と同県教育委員会のメンバーらが12月11日、文部科学省を訪れ、教員不足が深刻化する中、新たな教職員定数改善計画の策定や公立学校の施設整備に必要な財源確保を求める要望書を、藤原章夫文科事務次官に手渡した。藤原事務次官は「教育環境の整備は重要であり、要望を踏まえて全力で取り組む」などと答えたという。