全国自治体病院協議会の会長の望月泉氏は、2024年度診療報酬改定において医師の働き方改革の一環として行われた集中治療室（ICU）の診療に対する評価の見直しについて、2025年2月13日の定例会見で見解を述べた。2024年度改定では、2024年からの罰則付き医師の残業時間の上限規制への対応について実効性… ...

米国JohnsHopkins大学のPhilippBerning氏らは、2017年以降の米国における肥満症治療薬の処方件数の変化を調べたところ、GLP-1受容体作動薬のセマグルチドとチルゼパチドの処方数が増加し、それらの処方件数とオンライン検索件数の間に強力な相関が見られたと報告した。結果は2025年1月29日のJAMANetwor ...

日本医療機能評価機構は2025年2月25日、薬局ヒヤリ・ハット事例収集・分析事業の共有すべき事例「2025年No.2」を公表した。ザルティア（一般名タダラフィル）を処方された患者に対して、薬剤師が脳梗塞の既往に気が付き、禁忌を防いだ事例など3事例を報告し、注意を促した。紹介された事例は、排尿障害… ...

英国Glasgow大学のPeterHanlon氏らは、2型糖尿病患者の年齢と性別によって、治療に用いる血糖降下薬の有効性に違いがあるかを調べたところ、主要心血管イベント（MACEs）を減らす効果は、SGLT2阻害薬は高齢患者の方が大きく、GLP-1受 ...

2025年1月下旬、HIVに関する論文を書いているとき、米疾病対策センター（CDC）のウェブサイトを参照しようとして絶句した。なぜか関連ページの大半が閲覧できなくなっていたのだ。イヤな予感がした。そして、その予感は的中した。トランプ新政権の発足後、CDCのサイトから多数のページが削除され、書き… ...

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「第110回の難易度は109回よりもやや難化し、106回、107回に近い傾向だった。しかし、全体として正答率が60％の問題は前年に比べて増加している」――。2025年２月22日、23日に行われた 第110回薬剤師国家試験 について、学校法人医学アカデミー薬学ゼミナール（薬ゼミ）学長の木暮喜久子氏は、編集部の取材にこう総評した。

米国MayoClinicのJuanP.Brito氏らは、米国の2型糖尿病患者の診療データを利用した分析で、GLP-1受容体作動薬（GLP-1RA）と他の3種類の血糖降下薬の甲状腺癌発症率を比較するtargettrialemulationを行ったところ、GLP-1RAの使用開始後1年間は甲状腺癌と診断されるリスクが有意に高くなっていたと報告し ...

車のドアを開くと「握手してください！」とファンが駆け寄り、あっという間に囲まれる──。有名人であれば、こんな経験をするのかもしれない。先日、私も似たような経験をした。クリニックに出勤し、車を降りた途端、「熱が出ているんですけど診てもらえないですか!?」と、あっという間に患者さんに取… ...

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冬の救急外来は慌ただしい。インフルエンザをはじめとした感冒症状や、転倒・交通事故などによる外傷など、多種多様な患者を診ることになるからだ。待合室には診察を待つ患者があふれ、医師や看護師は対応に追われる。そんな様子を横目に、私は整形外科に診療情報提供書（紹介状）を書くことになった。… ...

現場が求める日々の医薬品供給状況をいち早く伝えるため、Twitter上で集まった薬剤師の協力によりDSJP（医薬品供給情報データベース）が作られ ...