グリーンランドでは3月11日に自治議会選が行われる。トランプ米大統領の「所有と管理」発言を受けて、現地では「独立条項」を発動してデンマークからの独立を志向するグループと、より慎重なグループとの間で断層も生じている。他方でデンマークは、トランプ発言によ ...

自国経済のインフレ抑制、そしてエネルギー輸出に頼るロシアを動かすカードとしても原油価格にコミットしたい米トランプ政権にとって、サウジアラビア・OPECとの連携は最重要の課題と言える。だが、中東産油国はガザ問題で安易な譲歩を行えない。ウクライナ和平をめ ...

ウクライナにも中東にもまったく言及がないトランプ・石破会談の共同声明が示すように、トランプ政権の持つ日米同盟の地理的スコープはインド太平洋に限定されたかのようだ。また、ウクライナでの停戦に関してロシアとの交渉を優先させるようなディール重視は、自由や民 ...

（C）pasitcy/shutterstock.com　米トランプ政権とヨーロッパの軋轢が波紋を広げ続けています。イーロン・マスク氏が率いる衛星通信網「スターリンク」がウクライナで遮断されるとの報道については、マスク氏が… ...

ベンヌは地球に接近する軌道を持つ「地球近傍小惑星」だ。約6年ごとに、地球から約30万キロメートルの距離に接近する。そして2182年9月には2700分の1の確率で地球に衝突する可能性があると考えられる。もし本当に衝突したときには、どのような状況になるの ...

難民規制に関する決議でAfDの「協力」を得たにもかかわらず、CDU・CSUのSPDに対する優勢は崩れていない［選挙イベントに出席したCDUのメルツ党首＝2025年2月20日、ドイツ・ベルリン］（C）EPA＝時事　ドイツでは… ...

第2次トランプ政権はアラスカの資源開発を重視しており、日米首脳会談では、日本が米国産LNGの輸入を拡大することが合意された。今後の交渉を考えればLNGだけでなく、水素・アンモニア・原子力などでも日米協力を進めリスク分散を図る必要がある。同時に、日本側 ...

中国共産党は、香港における「一国二制度」の約束を反故にして、雨傘運動（2014年）と民主化デモ（2019年-2020年）を徹底的に弾圧した。なぜわざわざ香港経済を委縮させ、台湾の平和統一の道を閉ざすような強硬策を取ったのか。

史上最大級の翼竜として知られるクリオドラコンは成体の翼幅が約10メートルに達し、背丈は現存のキリンと同等程度。歯のない大きなくちばしを持ち、首が長く、尻尾が短いことが特徴だ。カナダ・アルバータ州で発見されたその化石に、白亜紀の命の駆け引きの瞬間が記録 ...

中東は2023年10月7日に「世界線」が切り替わった。「イラン対イスラエル」という軸を残し、膠着と対立の縮小均衡が続くはずだった中東には、この日を境に新たな対立軸が現れ戦略環境を一変させている。秩序を形成する主要プレイヤーは入れ替わった。いまはまだ萌 ...

自国での産出とイスラエルやキプロスからパイプラインで運ばれる天然ガスを欧州に供給する「ハブ」の役割も期待されたエジプトのエネルギー収支は、2023年の半ばから急速に悪化した。背景には移民流入も含む人口増による国内需要の急増、政府が有望なガスプロジェク ...

恒久的な平和の達成まで3段階で進むとされるガザの停戦交渉は、イスラエル国内の政局と密接に関わっている。総議席数120のイスラエル国会で、ネタニヤフ首相は連立を組む政党を入れ替えながら辛うじて過半数を維持してきた。このまま停戦が第2フェーズに移行した場 ...