8年ほど前まで大工の棟梁(とうりょう)だった伊那市荒井の小池貴彦さん(85)。引退後、住宅建築などで出た端材を使った箸作りを始めた。14日には近くの竜西保育園で、親子で箸作りをするイベントが企画され、その講師を務めることに。この日のために箸の材料も用意。年長の園児23人と保護者が小池さんから箸作りを教わり、サンドペーパーで成型して完成させた。小池さんは木と触れ合う園児たちの姿に目を細め、「希望があ ...
沖縄県の中学生16人が来県し、23日に駒ケ根市内で赤穂中学生たちと触れ合った。沖縄県が、2023年に長野県と結んだ交流連携協定に基づき、初めて実施した生徒派遣交流事業の一環。両県の中学生たちが互いの文化や風土などを紹介し合い、文化交流を満喫した。
県花田養護学校(下諏訪町)の卒業生で画家のカミジョウミカ(本名・上條美香)さん(48)=安曇野市=の展覧会が、同校内と、同じ建物内にある信濃医療福祉センターで開かれている。カミジョウさんが描いた遊び心のあるカラフルなアクリル画30作品が各階の廊下に飾られ、同校の生徒、同センターのスタッフや患者らを楽しませている。28日まで。
頭はサル、体はタヌキ、尾はヘビの「鵺」という妖怪がいて、得体の知れない人物の比喩として使われることもある。サルはヘビを嫌うものだと聞いてきた。ならば頭と尻尾の間に常に緊張感が漂っていそうなもので、その辺りの奇妙さもこの妖怪の捉えどころのなさを強調する▼1月19日付の本紙の教育面に掲載された記事によると「人間やサルがヘビをいち早く察知できるのは、細長い体などではなくうろこに脅威を感じることが原因」と ...
茅野市豊平の柴本祐美さん(29)直寛さん(30)夫妻は今月、自宅近くにプライベートサウナ「Sauna muku(サウナ ムク)」をオープンした。施設の随所に自然由来の素材を使った”呼吸するサウナ”をうたい、フィンランド式の薪ストーブを備えたサウナ室では、熱した石に水をかけて蒸気を発生させる「ロウリュ」も可能。開放的な空間で楽しむ水浴や外気浴などと合わせて、心地良い”整い”を提供する。
原村地域おこし協力隊の平林壮太さん(26)は、同じく協力隊の伊良原裕子さん(44)と高齢者福祉分野で村文化財を活用する取り組みを行っている。村教育委員会が所蔵する昭和初期頃の生活用具などの民俗資料を高齢者施設に持っていき、資料を記憶の喚起に役立てながら利用者から当時の生活について聞き取りをしている。地域の記憶の伝承や多世代交流、地域福祉に生かしていく狙い。
伊那市は22日、南アルプス駒ケ岳(東駒ケ岳)の伊那側からの開山200周年にちなんだパネルディスカッションを同市西箕輪の「inadani sees」(イナダニシーズ)で開いた。「東駒ケ岳の過去とこれからを語ろう」をテーマに地質や登山の専門家4人が登壇し、43人が聴講。古くから親しまれてきた山の魅力を多方面から語ってもらいつつ、安全性やトイレ対策など取り組み続けるべき課題も扱った。
箕輪町を拠点に活動している「洋らんの花を楽しむ会」(山本忠文会長)は22、23の両日、会員の作品210点を集めた展示会を同町の木下公民館で開いている。「カトレア」「シンビジューム」「オンシジューム」など色とりどりの洋ランが会場を埋め、甘い芳香を放っている。
諏訪市郊外の霧ケ峰スキー場で22日、「霧ケ峰ソリ人間コンテスト2025」が開かれた。霧ケ峰の活性化に取り組む一般社団法人・霧ケ峰Act(アクト)が昨年に続いて開催。地域内外の12組が段ボールや発泡スチロールなどで作ったそりを持参し、思い思いの仮装をして出場。雪が舞うゲレンデで、鳥人間ならぬソリ人間たちがユーモアあふれる滑りを繰り広げ、大きな歓声と笑い声が響き渡った。
eスポーツとごみ拾いを組み合わせたイベント「eスポGOMI in ...
公立諏訪東京理科大学(茅野市)の学生サークル「チノリカ」(山岸陸途部長)は22日、小学生向けのプログラミングイベントを同大で開いた。小学3~6年の親子8人が参加。プログラミング言語の代わりにパソコンに映し出されたブロック状のパーツを組み合わせてプログラムを作成し、教育用の小型コンピューターを光らせたり、音を鳴らせたりした。
県内で日本遺産に認定される4文化財群に携わる観光協会や自治体、博物館など計18団体で構成し、茅野市のちの観光まちづくり推進機構(DMO)の熊谷晃専務理事(63)が会長を務める「信州4大日本遺産周遊促進協議会」は21日、「信州への誘客・交流、そして地域活性化につなげるために」などと題したフォーラムを松本市のキッセイ文化ホールで初めて開いた。約70人が参加し、各地域の課題や取り組みを情報共有したほか、 ...